LINEアニメーションスタンプ(動くスタンプ)制作ガイドライン概要


今回からは、新たに始まるLINEクリエイターズアニメーションスタンプ(動くスタンプ)の自作・作成・制作方法について紹介していきます。

まずは、制作ガイドラインの概要をまとめてみました。




制作する画像は、全26個となります。

(内訳)
メイン画像 1個 W 240 × H 240 APNG(main.png)
アニメーションスタンプ画像 24個 W320 x H270(最大) APNG(01~24.png)
トークルームタブ画像 1個 W 96 × H 74 PNG(tab.png)

スタンプや着せかえと比べると画像の数が少ないので制作がラクなように見えますが、アニメーションPNGでの作成となるので、むしろこちらのほうが手間はかかります。

ただ、手間がかかるということは、それだけ参入者も少なくなるということなので、ビジネスチャンスとしてはより大きくなります。

注意事項としては、次のような点があげられます。

  • APNG制作ツールを使用しAPNGファイルで出力する
  • スタンプのサイズはW320 x H270(最大)で、幅、高さ共に長辺どちらかが270px以上必要
  • ループ数は1~4回で、再生時間が4秒を超えないこと(1秒単位)
  • スタンプのイラストは5~20フレームの間とする(例:20フレームの4回ループで全体が4秒ならOK)
  • カラーモードはRGB、サイズは300KB以下、まとめてZIPにするときは合計20MB以下に
  • 同じフレームの使いまわしはOK。色数を少なくベタ塗りにすることで容量を小さくする
  • 最初のフレームが静止画として表示されることを意識して制作
  • APNGファイルは、指定のファイル名「01.png~24.png」で制作する
  • 販売ページではそれぞれのスタンプの1フレ目が静止画で表示される
  • Firefoxの最新版の環境にて動作確認すること
  • 背景は透過とする

簡単にまとめると、1スタンプにつき5~20枚のpngファイルを作り、それが1秒単位に収まるようにフレームレートを設定。

それを、1回~4回までのループ再生とし、全体が4秒以内に収まればOKという感じです。

アニメーションスタンプの作り方で注意が必要なのは、余白は一切作ってはいけないということです。

具体的な制作・作成方法は、まずW320px × H270pxのカンバスを作り、そこに上下か左右がいっぱいになるようにイラストを描きます。

そして、上下か左右の余った部分を切り取って、上下左右ともピッタリのサイズにします。

このとき、幅か高さどちらかが270px以上あることを確認してください。

高さを270pxに固定して制作するのが一番安全でしょう。

その他の注意事項は、基本的にクリエイターズスタンプと共通なので割愛します。

※制作ガイドラインを見る限り、「APNG制作ツール」はLINE側が用意するようです。したがって、クリエイターはそれぞれのフレームのpngファイルを作るだけで良さそうな感じです。

やはり問い合わせが多かったようで、6月2日に「※APNG作成ツールは各自でご用意ください。」という説明が追加されました。管理画面には、APNG作成ツールでできあがったapngファイルのみをアップロードするようです。

6月6日にまた追記があり、APNGファイルの拡張子は.apngではなく.pngで制作するようです。追加や修正が多いので気をつけましょう。

なお、販売価格は、240円から設定できるようです。

次回からは、具体的な作り方を紹介していきます。




ガイドラインの詳細やクリエイター登録はLINE Creators Marketへ。

※ここで紹介している作成例は、あくまでひとつの例です。このとおりに制作しても審査で承認される保証はありません(まして売れる保証はありません)のでご了承ください。

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